こんな疑問に答えます。
本記事では、以下の内容をまとめています。
記事の内容
- 5つの観点で各スクールを比較
- 各スクールの特徴やオススメな人をカンタンまとめ
- 通信と他の勉強方法を比較
- よくある質問
- もし僕が受験し直すならこのスクールを選ぶ
本記事ではスクール選びにおいて、①時間、②コスト、③学習範囲、④論述対応、⑤学習サポートの5つの観点でスクールを比べています。
この記事を書いている僕はこんな人です。
自己紹介
- 企業で働く中小企業診断士
- 一次試験は一発合格、二次試験は二年目合格
- LEC通学コース卒
僕が受験した2013年頃は今ほど通信も普及しておらず、通学が主流でした。
本記事を読むことで各スクールの特徴がわかり、スクール選びの助けになります。
それではさっそく行きましょう!
注意!長文です!
1万文字以上の長文記事となってしまいました…。
気になるところは目次の部分をポチッとすると、項目まで飛べます↓
Contents
中小企業診断士通信講座の比較概要
まずは概要を記載します。
対象のスクールは厳選5社
比較しているスクールは次の通りです。
対象のスクール
- 診断士ゼミナール
- スタディング
- クレアール
- LEC
- TBC
LECは通学、TBCは参考書がベースです。
ただし、LECは通信講義が標準装備、TBCは無料の講義動画が見れるため、通信講座の比較対象に入れています。
5つの比較項目
比較は5つの観点に基づいています。
比較項目
- 時間:手軽さや受講しやすさ
- コスト:標準料金や割引の有無
- 学習範囲:網羅的か範囲集中的か
- 論述対応:二次試験の添削有無
- 学習サポート:モチベーション管理や質問対応
調査方法
調査方法は次の通りです。
調査方法
- 各サイトの公式情報を徹底的に調査
- 合格体験談の他、Twitter、Yahoo!知恵袋、5ちゃんねる(2ちゃんねる)などから1万件以上の口コミを調査(※ただし、古すぎるものは除外)
比較の一覧表
比較内容を一覧にすると次の通りです。
スクール名 | 分類 | 時間 | コスト | 学習範囲 | 添削サービス | 学習サポート | 備考 | コース名 |
診断士ゼミナール | 通信 | 260時間 | 59,780円 | ふつう | あり | △ | 添削含め最安で学べる | 1次2次試験プレミアムフルコース |
スタディング | 通信 | 161時間 | 80,300円 | 狭め | なし | 〇 | 効率化を徹底的に意識 | 1次2次合格コース コンプリートコース |
クレアール | 通信 | 254時間 | 250,000円 | 狭め | あり | 〇 | 合格後のサポートも手厚い | 1次2次ストレート合格パーフェクトコース |
LEC | 通学 | 248時間 | 264,000円 | 広め | あり | 〇 | 講義や模試が充実 | 1次2次プレミアム1年合格コース |
TBC(参考書+無料動画) | 独学 | 230時間 | 26,180円 | 広め | なし/あり | △ | 無料動画で安く独学できる | 速修テキスト(一次・二次) |
それでは、解説していきます。
時間:長さや受講しやすさ
講義時間の長さや受講のしやすさなどを中心に解説しています。
一覧表
各スクールの講義時間は次の通りです。
スクール名 | 分類 | 時間 | 講義時間/コマ | 倍速再生 | DL可否 |
診断士ゼミナール | 通信 | 260時間 | 30~60分 | 可能 | 〇 |
スタディング | 通信 | 161時間 | 5~30分 | 可能 | 〇 |
クレアール | 通信 | 254時間 | 30~40分 | 可能 | ✕ |
LEC | 通学 | 248時間 | 150分※ | 可能 | × |
TBC(参考書+無料動画) | 独学 | 230時間 | 20~40分 | 可能 | △ |
※LECは通信講義の場合、1テーマ15分ほど
講義時間
各スクールの相場は220〜260時間です。
特徴的なのはスタディング。160時間と他スクールと比べてかなり時短されています。コンパクトさや効率性といったスタディングの強みが講義時間にも表れています。
ポイント
相場は200時間超。スタディングの講義時間は圧倒的に短い
一コマの時間
スタディング、クレアール、TBC、診断士ゼミナールは比較的短い時間で視聴することができます。特にスタディングは5分からあり、スキマ時間での視聴を強く意識した設計になっています。
一方で、LECは2時間強と長めです。なお、LEC通学コースに標準装備されているWeb講座は1テーマ15分ほどなので、使い分けも可能です。
ポイント
スタディング、クレアール、TBCは一コマが短めでスキマ時間での学習向き
倍速再生
各スクールの動画は倍速で再生できます。倍速で視聴することで時間をグッと短縮することが可能です。
ポイント
倍速再生すれば、どのスクールでも1時間あれば一コマ勉強できる
ダウンロード可否
スクールによって視聴方法は異なります。もっとも違うのはダウンロードの可否です。
ダウンロード | ストリーミング | |
診断士ゼミナール | 〇 | × |
スタディング | 〇※ | 〇 |
その他スクール | △(音声のみ)※※ | 〇 |
※アプリが必要
※※TBCはYouTube Premium会員ならダウンロード可能
ダウンロード/ストリーミングのメリット/デメリットは次の通りです。
メリット | デメリット | |
ダウンロード | 通信環境に左右されず視聴できる | 都度ダウンロードの手間がかかる |
ストリーミング | すぐに見れる | 電波が悪いと視聴できない |
ダウンロードは環境に左右されず見れるのがメリットです。通信料も安定します。一方で、いちいちダウンロードするのが面倒という声もあります。
ストリーミングはダウンロードせずに見れる気軽さがあります。一方で通信環境によっては快適に視聴できないデメリットがあります。
ポイント
ダウンロードはどこでも見れるが、手間がかかる。ストリーミングは手間はないが電波状況により快適に見れない
コスト:標準料金や割引情報
もっとも気になる項目のひとつがコストです。各スクールにおける代表的なコースの標準料金と、代表的な割引をまとめました。
一覧表
スクール名 | 分類 | コスト | 合格祝い金 | 再受講割引 | 教育訓練給付金 | コース名 |
診断士ゼミナール | 通信 | 59,780円 | 30,000円 | 3年間無料 | なし | 1次2次試験プレミアムフルコース |
スタディング | 通信 | 80,300円 | 10,000円 | あり | あり | 1次2次合格コース コンプリートコース |
クレアール | 通信 | 250,000円 | 50,000円 | あり | あり | 1次2次ストレート合格パーフェクトコース |
LEC | 通学 | 264,000円 | 30,000円 | あり | なし | 1次2次プレミアム1年合格コース |
TBC(参考書+無料動画) | 独学 | 26,180円 | ー | ー | ー | 速修テキスト(一次・二次) |
価格帯は通学かそれ以外で大きな差がある
だいたいのコスト感は以下の通りです。
学習スタイル | 費用感 |
通学 | 20〜30万円 |
通信 | 5〜10万円 |
独学 | 3〜8万円 |
ざっくり、通学は高く、通信・独学は安いといえます。
一見、独学が最安に思えますが、参考書を揃え始めるとあっという間に通信並の価格になります。想像ほどは安くならないと思った方が良いでしょう。
ポイント
安さ重視なら通信か独学
複数年度の勉強を見据えた計算を
ストレートでの合格率はだいたい4%程度。単純計算で96%くらいの人が二年以上勉強することになります。
となると、かかる費用も単純計算で倍以上。バカにならない金額ですよね。再受講した場合の割引などもチェックしましょう。
ポイント
2年以上勉強する可能性も考えたコスト計算が必要
割引(合格祝い金、教育訓練給付金、再受講割引)
各スクール合格お祝い金などの割引制度があります。
各社の割引情報って分かりづらいので、最新の割引情報や最安価格の比較記事にをまとめてました。期間限定の情報もまとめているのでよければどうぞ。
-
【随時更新!】各スクールの最安料金/割引情報/教育訓練給付制度のまとめ【中小企業診断士】
で、結局どのスクールが一番安いの?最新の割引情報は? こんな疑問に答えます。 スクールによっては割引制度が複雑だったり、実際の料金は分かりづらいんですよね。 この記事では、僕自身が合格ま ...
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ポイント
期間限定の割引情報などを見逃さないように!
学習範囲:一次の内容は網羅的か範囲集中的か
一次試験対策の学習範囲を広めに設定しているか、絞っているかなどを解説します。
比較表
学習範囲は概ね講義時間に比例します。
スクール名 | 分類 | 学習範囲 | 補講 | 模試 |
診断士ゼミナール | 通信 | 普通 | 経済学・簿記※ | なし |
スタディング | 通信 | 狭め | 簿記※ | 一次 |
クレアール | 通信 | 狭め | 財務会計 | 一次、二次 |
LEC | 通学 | 広め | あり※※ | 一次、二次 |
TBC(参考書+無料動画) | 独学 | 広め | ー | 一次、二次 |
※簿記は財務会計の一部
※※LECは一部のベーシック講義にWeb講師フレックス制度あり
各スクール必要範囲は抑えている
どのスクールも合格に必要な範囲は網羅していますが、若干の違いもあります。
学習範囲が広めのスクール
もっとも充実しているのはLEC。通学がベースですし、模試も一次試験と二次試験で2回ずつ(合計4回)実施しているのはLECだけです。
尚、TBCは独学ではあるものの、参考書も分厚く無料動画の内容も充実していると評判です。
学習範囲が狭めのスクール
一方で学習範囲を絞っているのはスタディングとクレアール。特にスタディングは徹底的な効率性を追求しているだけあり、良くも悪くも内容がコンパクトです。
スタディングの受講生は、必要に応じて参考書などで補完しているようです。
王道テキストをまとめた記事もありますので、迷ったら読んでみてください。
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ポイント
基本はスクールの教材を使おう。足りなければ参考書で補足が〇。
入門講義を実施するスクールもあり
財務会計や経済学は、抽象的で苦手意識を持つ人も多いです。
そのため、基礎力向上のための入門講義を設けているスクールもあります。
LECは全科目にベーシック→ステップアップ→アドバンスと3種類ずつの講義が設定されています。順番に学ぶことで理解しやすい工夫がされています。
ポイント
重要科目、つまづきやすい科目は入門講義でフォローできるスクールが多い
模試の実施状況
受験予備校としての歴史が長いスクールは模試に力を入れている傾向があります。一方で新興スクールはあまり実施していません。
模試が気になる方は各スクールの模試の実施状況をまとめた記事をどうぞ。
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ポイント
模試の実施状況は差がある。外部生として受けるのは可能
論述添削対応:二次試験の添削有無
中小企業診断士最大の難関ともいえる二次試験。作文や論述が苦手な人には添削サービスありがオススメです。
一覧表
二次の添削サービスの実施状況は次の通りです。
スクール名 | 分類 | 添削サービス |
診断士ゼミナール | 通信 | なし※1 |
スタディング | 通信 | なし |
クレアール | 通信 | あり |
LEC | 通学 | あり |
TBC(参考書+無料動画) | 独学 | なし※2 |
※1 22年11月時点サービスを停止中
※2 TBCは二次専門の通信講座(有料)あり。
添削ありが業界標準になりつつある
今まで、格安通信講座は添削サービスはやらないのが常識でした。コストがかかるからです。
ところが、診断士ゼミナールが2023年合格目標より対応開始し(しかも追加料金ナシで!)、添削対応は業界標準化しつつあります。※2022年11月時点、サービス停止中です。復活を切に希望…!
添削があると爆発的に実力が伸びます(体験済)。論述型が苦手な人は添削サービスのあるスクールを選びましょう。
ポイント
LECやクレアールは添削が充実。診断士ゼミナールの新サービスは期待
二次試験のちょっとしたコツ
二次試験で苦労した僕の経験上、ちょっとしたコツや考え方で得点できるようになります。僕なりの二次試験対策をまとめた記事がありますので参考にどうぞ。
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【受かる気がしない人専用】診断士二次試験で陥った僕の間違いと対策12選
二次試験受かる気がしない…。どんな対策をすればいいんだ…。 この記事では二次試験に全く自信がない人向けに、次の内容について記載しています。 記事の内容 僕が陥っていた間違い 修正したマインドセット 二 ...
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ポイント
二次試験にはコツがある
学習サポート:モチベーション向上や質問対応
通信での学習は孤独です。自己管理に苦手意識がある人はサポートの手厚いスクールが良いでしょう。
一覧表
学習サポートの実施状況は次の通りです。
スクール名 | 分類 | 学習サポート | 内容 | 質問 |
診断士ゼミナール | 通信 | △ | 特になし | 無料 |
スタディング | 通信 | 〇 | 学習フロー、学習サポート、マイノート、勉強仲間、AIサポート | 有料 |
クレアール | 通信 | 〇 | マルチパス学習ルート、合格ゼミ、アドバイザー、(OBOG会) | 無料 |
LEC | 通学 | 〇 | Web講師フレックス、通学⇄通信乗り入れ可能、zoom生配信、チューター制度 | 無料 |
TBC(参考書+無料動画) | 独学 | ー | ー | ー |
学習計画サポート
勉強を進める上で欠かせないのは計画です。スタディングとクレアールでは個々人の実力に応じた勉強計画を提示してくれるサービスがあります。自分に合った計画で勉強できれば効率的に勉強ができます。
ポイント
スタディング、クレアールは自分に合った計画を提示してくれる
モチベーション管理
長期間勉強する診断士試験ではモチベーション管理も重要です。一際目立つのはスタディング。
通信なのでサポート薄めかなと思いきや、勉強時間の見える化やAIを活用した復習の提案など、受講生のモチベーションを保つ仕組みが充実しています。
ポイント
スタディングはモチベーション管理への工夫が充実
コミュニティ形成
勉強仲間がいる人は合格しやすい傾向があります。仲間と励まし合い支え合うことで勉強を続けやすいからです。
スタディングはマイページ上に「勉強仲間」というSNS機能があり仲間に勉強報告をしたり、いいね!したりできます。
クレアールも二次試験から「合格ゼミ」でグループ学習を実施しています。
ポイント
スタディングやクレアールはコミュニティ作りのサポートもあり
質問制度
自分で調べるのは勉強にはなりますが、どうしても時間がかかってしまいます。ちょうど自分の知りたい質問がネットに載っているとも限りません。
スタディング以外の各スクールでは、質問は無料かつ無制限です。(スタディングで質問する場合は1回1,210円)
スタディングでは自分で質問するとお金がかかってしまいます。ただし、「学習Q&Aページ」で他の受講生の質問がデータベース化されており、その質問は自由に見れます。
ポイント
おおむね各スクール何らかの方法で質問は可能
その他
LEC:zoomライブ配信
LECは通学型ですがzoomで自宅からライブ講義を視聴することができます。
移動時間がかからなくなるので時間を効率的に使えます。
LEC:Web⇋通学乗り入れ可能
LECではWeb講義が標準装備されています。そのため、好きな時にWeb講義を聞くことができます。逆に、Webベースの人もいつでも生授業を受けることもできます。
つまり、「通学もできる通信講座」的な活用が可能です。
LEC:Web講師フレックス制度
特徴的なのはWeb講師フレックス制度。1次ベーシック講義で2人の講師のWeb動画で勉強できる制度です。企業経営理論、運営管理、財務会計、経済学など、二次試験との関連が深い科目や苦手になりやすい科目が対象となっており、理解を深めることできます。
クレアール:OBOG会
クレアールでは「合格までは最短で、合格後は永遠に」をコンセプトにしたOBOG会があります。
合格後までサービスがあるのは特徴的ですよね。合格がゴールになってしまったり、合格後の活用に悩む診断士も多い中でありがたい仕組みです。活動内容を見てみましょう。
OBOG会の活動内容
- 実務ポイント獲得支援
- セカンドキャリア支援
- 独立支援
- 副業支援
- 出版支援
- 交流会
…これはすごいですね。資格を活用しようとする診断士にはかなり貴重なチャンスです。
ポイント
各スクール特徴的なサポート体制がある
続いて、スクール別のかんたんまとめです。
診断士ゼミナール:添削も含め格安で勉強したい人に
診断士ゼミナールの特徴をまとめます。
良い点
良い点は次の通りです。
良い点
- 実質3万円以下と最安
- 3年間受講延長無料で複数年受験を見据えると圧倒的な価格競争力
しかも二次添削サービス付※2022年11月時点、サービス停止中
気になる点
気になる点は次の通りです。
気になる点
- 一コマは長め
- 都度ダウンロードする手間あり
- 学習サポートはやや物足りない
オススメな人
診断士ゼミナールはこんな人にオススメです。
オススメな人
- 格安でも二次試験の添削サービスを受けたい人
- 最も安く受講したい人
- ストレート合格する自信がない人
- 通信環境や通信料に左右されず講義動画を視聴したい人
- 子供の学費やローン負担の大きなパパママ
- 若手ビジネスマンや学生さん
診断士ゼミナールはこんな人にオススメ!という詳細記事もありますので、気になる人はどうぞ。
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【安い&延長無料!】診断士ゼミナール講座【どんな人にオススメ?】
※22年11月時点、添削サービスが終了しました。復活したらお知らせします! 公式サイト見ても違いがよく分かんない。自分にはどのスクールが合ってるんだろう? 診断士のスクールは数多くありますが、それだけ ...
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スタディング:徹底的に効率化したい忙しい人に
スタディングの特徴をまとめます。
良い点
良い点は次の通りです。
良い点
- 短期合格への効率を意識した講義設計
- 受講生の目線に立ったに学習サポート体制
- 格安で受講が可能
気になる点
気になる点は次の通りです。
気になる点
- 学習範囲に物足りなさを感じることも
- 二次試験の添削サービスがない
オススメな人
スタディングはこんな人にオススメです。
オススメな人
- スキマ時間を徹底的に活用したい人
- 机の前で勉強する時間がないくらい忙しい人
- 短期間で合格したい人
- モチベーション管理も含めサポートを受けたい人
- 子供が小さく時間が取れないパパママ
- 超多忙なビジネスパーソン
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公式サイト見ても違いがよく分かんない。自分にはどのスクールが合ってるんだろう? 診断士のスクールは数多くありますが、それだけに自分に合ったところをみつけるのは大変です。 本記事では、スクール選びの5つ ...
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クレアール:安く添削も受けたい、合格後も見据える人に
クレアールの特徴をまとめます。
良い点
良い点は次の通りです。
良い点
- 二次添削サービスが含まれる
- 期間限定の割引が使えれば破格
- 合格後のサポート体制も充実
気になる点
気になる点は次の通りです。
気になる点
- 通信にしては標準価格が高い
- 学習範囲が物足りないとの声も
オススメな人
クレアールはこんな人にオススメです。
オススメな人
- 合格ではなく資格の活用がゴールの人
- 二次試験の添削サービスを受けたい人
- ゼミ形式で人脈形成も含め勉強したい人
- 独立やセカンドキャリアも見据えているベテランのビジネスパーソン
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【添削付きでこの価格!】クレアール診断士講座【どんな人にオススメ?】
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LEC:充実した講義や模試を受けたい人に
LECの特徴をまとめます。
良い点
良い点は次の通りです。
良い点
- 複数の受講方法・講師を選択できる
- 二次添削サービスあり
- 講義の品質に定評あり
気になる点
気になる点は次の通りです。
気になる点
- 割引を活用しても高価
- 通学の講義時間が長い
オススメな人
LECはこんな人にオススメです。
オススメな人
- 品質の高い講義を受けたい人
- 双方向で二次試験の添削サービスを受けたい人
- 通学やライブ授業で学習のリズムを作りたい人
- 講師に独立後の診断士活動も含めて質問したい人
- 独立やセカンドキャリアも意識しているビジネスパーソン
LECはこんな人にオススメ!という詳細記事もありますので、気になる人はどうぞ。
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【二次試験対策が好評】LEC 診断士講座【どんな人にオススメ?】
公式サイト見ても違いがよく分かんない。自分にはどのスクールが合ってるんだろう? 診断士のスクールは数多くありますが、それだけに自分に合ったところをみつけるのは大変です。 本記事では、スクール選びについ ...
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TBC:安く独学で挑戦したい人に
TBCの特徴をまとめます。
良い点
良い点は次の通りです。
良い点
- 無料動画で勉強できる
- 教材を全て揃えても3万円以下で勉強できる
- 参考書+無料動画でもスクール並に広く深い学習ができる
気になる点
気になる点は次の通りです。
気になる点
- 二次添削サービスなし(※有料の二次専門コースあり)
- 独学のため学習サポートはない
オススメな人
TBCはこんな人にオススメです。
オススメな人
- 安く勉強したい人
- 科目免除などにより一部科目のみ安く勉強したい人
- 二次試験専門コース(有料)に切り替える可能性もある人
- まずはどんなもんか診断士の勉強を初めてみたい人
- 手っ取り早い補助教材を探している他スクール生
TBCはこんな人にオススメ!という詳細記事もありますので、気になる人はどうぞ。
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【独学やサブ教材、二次対策に】TBC 診断士【どんな人にオススメ?】
公式サイト見ても違いがよく分かんない。自分にはどのスクールが合ってるんだろう? 診断士のスクールは数多くありますが、それだけに自分に合ったところをみつけるのは大変です。 本記事では、スク ...
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通信講座と通学講座の比較
通信講座を通学型の講座とくらべると、次のような特徴があります。
通信は通学より圧倒的に安い
通信型のスクールは通学型スクールに比べてかなり安いです。
通学型スクールの標準価格はだいたい20~30万円。一方で通信型は5~10万円くらいです。
通学型スクールは家賃や講師や窓口の職員さんの人件費など、固定費が大きくかかっており、それが価格に反映されています。
対して通信型は授業やサポートもオンラインで完結するため、固定費が最小限で済みます。また、教材もデータ配信が基本なので、印刷や郵送などのコストも抑えられています。
ポイント
価格の違いは運営コストの違い
通信は時間と場所の制約がない
通信は24時間どこでも受講でき、通勤時間などを効率的に活用することができます。また、倍速再生を使えばさらに効果的です。
一方で通学型のスクールは平日夜や休日に講義が組まれています。僕はLECに通っていましたが、平日の授業は間に合わず土日の講義に出ていました。
また、通学型は全体のスケジュールが固定されますので、短期で勉強したいなどの事情がある人は柔軟に対応できる通信型が良いでしょう。
ポイント
通信型はスキマ時間で勉強できる。スケジュールも柔軟
通信は繰り返しの視聴が可能
通信では好きな講義を好きな時に視聴することができます。復習したいときなど、すぐに過去動画を見れるのは非常に便利です。
通学の場合は、過去の授業をもう一度聞くことはできません。復習したい時、手元にメモしかないのはけっこうキツいものです。(ただし、LECは通学コースでもWeb講義を受けられます)
通学型は緊張感が出るメリットはありますが、聞き逃しや復習ができないリスクを考えると、いつでも見れる通信が良いでしょう。
ポイント
通信なら復習も自由にできる
ペース作りは通学が優れる
ペースづくりについては通学が優れています。
僕の場合、土曜日の朝眠い目をこすりながらとりあえずは着替えて、とりあえず家を出る、ということを決めていました。
僕にとって家はリラックスゾーン。家にいるととにかくダラダラしてしまいます。そのため、まずは場所を変えるために家を出ることを習慣にしました。夜は気持ち遅めの時間に飲み会を入れておきます。そうすると、講義が終わっても数時間はフリータイムができるので、その間に復習します。
すると、一日中勉強できる仕組みができあがります。
通信型の場合、勉強するかしないかはすべて自分次第です。そのため、ペースをどの様に作るかは一つの課題となるでしょう。SNSで学習報告をするなどがオススメです。
ポイント
通学はやる気スイッチを入れやすい
通信講座と独学の比較
通信講座と独学を比べると次のような特徴があります。
独学と比べて効率が圧倒的に良い
独学と比べて、通信講座は圧倒的にコスパに優れています。
独学の最大の魅力はその価格。今は質の良い教材が市販されているので、テキストベースでの勉強には困らないと思います。
ただ、つまづきやすいのは経済学や財務会計など抽象的な科目。直感的に理解できないので丁寧な解説を受けないと遠回りになってしまいます。
また、学習サポートも受けられないのが独学のつらいところです。スタディングなどでは、AIを使った学習サポートや適切な復習タイミングの助言などがあり、効率的に勉強を進めることができます。
ポイント
サポート面も含めると通信の方がコスパ高い
実は費用は変わらない
独学が安いのは事実です。例えば、TBCで最低限揃えた場合は3万円程度しかかかりません。
でも、参考書を集めたり模試を受験したりするとあっという間に5万円、8万円、と金額が膨らんでいきます。
通信型のスクールでは、標準価格が5万円前後するものの、教育訓練給付金が使えたり、合格祝い金がもらえたりするので、実質的な価格は抑えられます。
詳細は価格のまとめ記事でも紹介しましたが、診断士ゼミナールなら3万円以下、スタディングなら5万円以下で二次試験までを踏まえた学習ができます。
独学は思ったほど安くはないため、独学で勉強したい人は注意しましょう。(もちろん、通学に比べれば圧倒的に安いです)
ポイント
独学は意外とお金がかかる
カリキュラムに迷わない
独学ではいつから、どの教材を、どんな順番で勉強しようかといった戦略から自分で考える必要があります。これを初学者が考えるのは結構な負担です。
「普通」も分からないため手探りで勉強をする必要があります。
このようなストレスを抱えながら勉強するよりは、スケジュール含めサポートしてくれる通信型の方が勉強に集中できるでしょう。
ポイント
通信型の方が勉強に集中しやすい
スキマ時間を活用できる
通信型はスマホでひとつに授業も教材もはいっているので、いつでもどこでも勉強できます。
独学の場合は市販のテキストとなります。紙のテキストの場合は持ち運びが大変だったり、忘れれると勉強できないといったリスクもあります。
まとまった時間はムリでも、ちょっとしたスキマ時間なら積み重ねると意外と確保できるものです。
ポイント
机でまとまった時間を取れない人は通信がオススメ
よくある質問
教育訓練給付制度って何?使えるの?
そもそも教育訓練給付制度とは、簡単に言えば国が勉強の費用の一部を負担してくれる制度です。
厚労省のサイトによれば以下の通りです。
教育訓練給付制度とは、働く方々の主体的な能力開発やキャリア形成を支援し、雇用の安定と就職の促進を図ることを目的として、厚生労働大臣が指定する教育訓練を修了した際に、受講費用の一部が支給されるものです。
勉強内容ごとにカテゴリが分かれていますが、中小企業診断士の場合は受講費用の20%(上限10万円)が訓練修了後に支給されます。
教育訓練給付制度が使えるスクールは実質価格をまとめた記事に記載してますので、費用が気になる人はどうぞ。
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【随時更新!】各スクールの最安料金/割引情報/教育訓練給付制度のまとめ【中小企業診断士】
で、結局どのスクールが一番安いの?最新の割引情報は? こんな疑問に答えます。 スクールによっては割引制度が複雑だったり、実際の料金は分かりづらいんですよね。 この記事では、僕自身が合格ま ...
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オススメの参考書は?
一言でいえば、一次試験はスピテキとスピ問、二次試験はふぞろいです。
独学やサブ教材のテキストとして、王道のものがあります。詳細は王道のテキストをまとめた記事で紹介しています。気になる方はどうぞ。
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【2023年最新・科目別あり】中小企業診断士の王道テキスト・参考書23選【独学にも通学にもオススメ!】
診断士試験にオススメな参考書が知りたいな。失敗したくないけど教材で迷う時間がないから手っ取り早く知りたい こんな疑問に答えます。 この記事では、一次試験や二次試験の王道テキスト、問題集や過去問、+αの ...
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診断士に合格するのに必要な勉強時間は?
平均は2~4年、時間にして約1,000時間と言われています。僕の場合は2年で1,200時間くらいかかりました。
勉強時間をまとめた記事を作りました。科目別の勉強時間やいつから始めるべきか知りたい人はどうぞ。
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中小企業診断士の合格までどれくらいの時間がかかるんだろう? こんな疑問に答えます。 先に結論を言うと次の通りです。 記事の結論 中小企業診断士の合格に必要な時間は一般的には1,000時間程度。一次80 ...
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オススメの模試は?
難しい模試を希望するならLECがオススメです。
勉強のスタイルに関わらず、模試は全員が受けるべきです。特に二次試験は添削が受けられる貴重な機会でもあります。事前にリハーサルすることで当日慌てなくてすむずメリットもあります。
模試の実施状況をまとめた記事を作りましたので、スケジュール確認にどうぞ。学習計画のベンチマークにもなるのでオススメです。
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もし僕が受験し直すならこう考える!
僕の受験時(2013年頃)の状況
僕が勉強していた2013年当時はまだ通学型が主流。各社が通信講座に参入し始めたばかりくらいの時期です。
当時は社会的にNetflixもHuluもないですし、webで動画をみること自体が今ほど一般的ではなかったです。(そういえば当時はまだTSUTAYAやGEOも多かった…)
僕は当時20代で独身ということもあり時間もお金も自分のために使えたので、LECでガリガリ勉強していました。
今の僕が選ぶスクール
そんな現在の僕が再受験するとしたら…と真剣に考えました。結論は
「もちろん、生まれ変わってもLEC!!」
…といいたいところですが、さすがにここまで価格差があるとLECは選ばないと思います。だって下手すると5倍以上違うんだもの。
また、家族がいると土日に時間を作るのが難しいという事情もあります。
そんな背景を踏まえ、僕は選ぶのはこのスクールです。
診断士ゼミナール
理由は次の通りです。
理由
- 価格が最安
- さらに無料延長制度もあり、多年度受験の可能性を考えれば圧倒的に安い
- 通信なので深夜、早朝、移動時間といったスキマ時間に勉強できる
- 格安なのに二次添削サービスがある
サポートが手厚く、効率化に強みがあるスタディングと迷いますが、僕は作文や論述が苦手なので二次添削サービスが決め手になりました。
まずは診断士ゼミナールで一次二次ストレート合格、少なくとも一次の一発合格を目指します。
もし二次試験で落ちたら、二年目はTBCを中心とした参考書で独学するか、LECまたはクレアールの二次専門コースで勉強します。
まとめ
ここまでの内容をまとめます!
本記事のまとめ
- 5つの観点で各スクールを比較
- 安さ重視の人は診断士ゼミナール
- 効率重視、短期合格狙いならスタディング
- 合格後のサポートも含めるとクレアール
- 充実した講義を受けたい人はLEC
- 独学志向やサブ教材ならTBC
- 通信はコスパ〇。迷うなら通信がオススメ
- もし僕が受験し直すなら診断士ゼミナールを使う
長文にもかかわらず最後まで読んで頂きありがとうございました!
短期合格のコツは、自分にあったスクール選び、1日でも早く勉強を始めることです。若い方が合格率が高いというデータもあります。(関連記事はこちら)
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