この記事では二次試験に全く自信がない人向けに、次の内容について記載しています。
記事の内容
- 僕が陥っていた間違い
- 修正したマインドセット
- 二次試験でとくに気をつけていたこと
- 僕が作ったファイナルペーパー
この記事を書いている僕はこんな人です。
ごまだんについて
- 中小企業診断士
- 一次は一発合格。二次は2年目合格。
- 初年度で二次は惨敗。2年目は通常の3倍勉強してなんとか合格(LEC二次試験コースに通学)
僕自身は一回目の受験は圧倒的な準備不足と迷走により惨敗。2年目は二次試験に専念した結果、なんとか突破できました。小論文や作文が大の苦手だった僕が二次試験を突破できたのは間違った考え方を少しずつ直したからです。
どうかこれから二次試験を受ける人は僕と同じ間違いをしないでください…!
僕と同じように迷う人の役に少しでも立てればと思い記事を書きました。不格好ですが実際のリアルなファイナルペーパーも公開しているので、ぜひご覧ください!
あわせて読む
※僕が通っていたLECの記事
目次から好きな項目に飛べます↓
Contents
(おさらい)二次試験の概要
まずは二次試験の概要を簡単におさらいしましょう。必要なければ次の項目までサクッと飛ばしてください。
受験資格
一次試験合格者
試験形式
筆記試験と口述試験に分かれる。
筆記試験:各問題15~200文字の論述式
口述試験:10分程度の面接
日程
筆記試験:例年10月下旬に実施。合格発表は12~1月。
口述試験 :例年12月~1月に実施。合格発表は1~2月。
※ここ数年は口述試験の実施が1月と、遅めの傾向にあります。
試験地
札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡の7地区
科目
筆記試験の科目は以下の通りです。
日程 | 試験時間 | 配点 | 試験科目 |
10月下旬 | 09:40 ~ 11:00 80分 | 100点 | A中小企業の診断及び助言に関する実務の事例 I(組織人事) |
11:40 ~ 13:00 80分 | 100点 | B中小企業の診断及び助言に関する実務の事例 Ⅱ(マーケティング) | |
14:00 ~ 15:20 80分 | 100点 | C中小企業の診断及び助言に関する実務の事例 Ⅲ(生産) | |
16:00 ~ 17:20 80分 | 100点 | D中小企業の診断及び助言に関する実務の事例 Ⅳ(財務会計) |
口述試験は論述試験の事例Ⅰ〜Ⅳの内容について、試験官から口頭で質問がなされます。なお、口述試験の合格率は99%です。挙動の不審さや明らかな論理破綻がないかを見ており、よほどの問題がなければ受かるとされています。
合格基準
筆記試験における総点数の60%以上でかつ1科目でも40%未満のものがない者であって、口述試験における評定が60%以上のものとする。
受験料
17,800円 ※2022年より値上げ
僕が陥っていた3つの大きな勘違い
まず、僕が一回めの受験の時に陥っていた重大な勘違いを紹介します。この考え方が間違っていると気づくのに1年かかりました。。。これから勉強する人や伸び悩んでいる人はぜひ参考にしてください。
勘違い①差別化できる切れ味の鋭い解答が必要
一年目の僕はこう思っていました。そして、他の人と違う尖った回答ができるようにと考えていました。
これが完全に間違いでした。
2年目に二次試験に専念した結果、試験で求めれていることは次のことだと気づきました。
二次試験で見られていること
- 情報を的確に集め整理できているか
- 情報と知識を論理的に組み立てられているか
- それを適切に伝えられているか
これは中小企業診断士の実務でも共通する部分です。
奇抜な解答は求められていません。むしろ、事例を考慮できていないとして、得点にならない可能性が高いです。二次試験では素直でオーソドックスな答案が求められています。
僕はこんな心配をしていましたが、全くムダな心配でした。模範解答やふぞろいに掲載されている合格答案を見てみましょう。素直に書いた、一見普通の解答がベストな解答です。
勘違い②完璧な答案を作る必要がある
一年目の僕はそう思い込んでいましたが、これも大きな間違いでした。
完璧な解答にこだわると時間がなくなってしまい、めちゃくちゃな答案のまま提出して不合格となりました。
二次試験は60点あれば受かります。
気持ちは分かります。が、模範解答は各予備校のプロの講師が複数人で何時間も考えて絞り出している解答です。模範解答が完璧なのは当たり前です。
僕らは素人で、しかも80分という限られた時間で答えを捻り出さなければなりません。
多少の失点は腹を括ってしまって大丈夫です。安心して解答しましょう。
勘違い③合格するにはセンスが必要
答え合わせをするたびに、そう思っていました。
でもこれも間違いでした。センスは必要ありません。というか、二次試験に必要なセンスは作れます。
そのために何をするか?それはファイナルペーパーの作成です。
過去問を繰り返し、模範解答やふぞろいの解答と自分の解答の違いを分析していくうちに、解答には一定の型や似たような言い回しがあると気づきました。
この「気づき」をその都度ファイナルペーパーに一つずつ落とし込んで見返す。そんな勉強を繰り返した結果、いつの間にか自分にも「センス」が身についていました。
本記事ではファイナルペーパーの活用方法についても触れています。後でご紹介しますね。(早く読みたい方はコチラ)
僕が行き着いた基本のマインドセット
上記の勘違いを乗り越え、僕が行き着いたマインドセットは次のとおりです。
ヒントは必ず文中にあり
解答の根拠となる事実(ファクト)は必ず本文中に言及があります。このファクトは疑ってはいけません。
この事象やファクトに対して、一次試験で学んだ知識を絡めて答案に落とし込んでいく。一言でいえばそれが二次試験です。
NGなのは、次のような考え方です。
NGな考え方
「この業界はXXといったウラ事情があるって聞いたことがあるぞ」
「自分の業界ではXXだからきっと同じだろう」
このような与件文に書いていない情報を根拠にしてしまうことはNGです。受験者のバックグラウンドによる不公平を防ぐためです。与件文に忠実になりましょう。
「中小企業」への助言を行う
改めて二次試験の科目を見返してみましょう。
ポイント
『中小企業の診断及び助言に関する実務の』事例Ⅰ〜Ⅳ
となっています。
相手は中小企業であることを強く意識しましょう。経営資源はかなり限られています。あれもこれもはできません。
この限られた経営資源をどう配分すれば最適解になるか?は大きな論点の一つです。
お金や人手が大きく求められるような戦略や戦術は非現実的です。経営資源を集中投下しましょう。
また、『社員をクビにしてコスト削減しよう』といった発想もNGです。中小企業は全企業数の99.7%を占め、日本の全従業員の約7割が中小企業で働いています。国家資格の試験で国民の雇用を揺るがす解答が正解となる可能性はほぼゼロなので、選択肢から外してしまいましょう。
自分が分からない=みんなわからない
設問には誰もがわかる問題と、誰もわからない問題があります。各校の解答速報でもわかれることがあるくらいです。
また、傾向が突然変わることもあります。そんな時ほとんどの受験生は対応できません。みんなができない問題もあるので、そこで立ち止まってしまうのはもったいないです。
分からない問題に直面したら
と他の問題に注力するのも作戦です。割り切って筆を進めましょう。
最後まで諦めない
問題がわからずに頭が真っ白になったりすることもあると思います。ただ、そこで思考停止してしまうのは得策ではありません。
全ての科目で60%を取る必要はありません。40%以下さえ避ければ、他の科目で取り返せば良いだけです。全部を埋められないまま答案を提出しても合格した、という話もよく聞きます。
上でも触れたとおり、自分がわからないときは他の人もわからないものです。最後まで諦めずに問題に取り組みましょう。
二次試験に必要な3つの力
二次試験の問題を解くに当たって必要な力を、僕は「読む力」「練る力」「書く力」として整理しています。これらの力は試験のみならず診断士実務と直結しています。
読む力
読む力とは、設問や与件文を素早く正確に読み、事例企業の置かれた状況を把握する力のことです。
診断士で言えば、クライアントに対して正確なヒアリングをして外部環境・内部環境を正しく整理・把握する力です。
練る力
練る力とは、一次試験の知識をベースとしながら論理的かつ多角的な答案骨子を作る力のことです。
診断士で言えば、設定した論点に対し、得られた情報と知識を組み合わせ、論理的かつ多角的な分析を行い方向性を示す力です。
書く力
書く力とは、問われた内容に対して、わかりやすい表現で答案用紙に落とし込む力のことです。
診断士で言えば、クライアントに対して伝わりやすい表現で過不足なく助言する力のことです。
読む力
読む力を上げるため、僕は以下のことに注意していました。
設問文から読む
試験開始の合図があっても、与件文から読んではいけません。設問文から読みましょう。
設問文から読み始めるメリットは次のとおりです。
設問文から読むメリット
- ざっくりとした全体のストーリーがわかる(課題や今後向かいたい方向性など)
- 解答のポイントとなる箇所にアンテナを貼りながら与件文を読むことができる
これをやるだけで処理スピードがだいぶ変わってきますのでぜひやりましょう。
与件文は印をつけながら読む
設問文で事例全体の勘所をざっくりインプットしたら、与件文で重要そうな箇所に印をつけながら読んでいきましょう。印のルールは自分が分かりやすければなんでも良いです。
僕の場合は、次のルールで印をつけていました。
マイルール
- 強みは黄色
- 弱みは青色
- 内部環境はアンダーライン
- 外部環境は波線
- 経営理念や社長の想いの部分は四角い囲み
- その他重要そうなところは丸い囲み
つまり、Sであれば黄色いアンダーライン、Tであれば青い波線のイメージです。
こんな感じです↓
その他、設問ごとに色を分ける人もいます。(設問1に関連する箇所は黄色、設問2は青、など)この辺りは人によって好みが分かれるので、自分に合ったやり方を見つけましょう。
与件文が全て
解答に必要な情報は全て与件文に盛り込まれています。逆に言うと、「XX業界の人だけが知っている裏話」「最近セミナーで聞いた最新の情報」など与件文に書いていない情報が解答の決め手になることはまずありません。
その理由は2つあります。
不公平だから
一つは、試験の公平性を欠くからです。特定の業界で働く受験生だけが得点できる問題が出たら不公平ですよね。
ファクトがないから
もう一つは、カッコよく言えば「ファクト」がないからです。思い込みではないか?と常に自問自答をする姿勢は合格後の診断士活動で強く求められる部分でもあります。その辺も二次試験からチェックされているということですね。
与件文に書いていない内容で答案を作るのはかなり危険ですのでやめましょう。
練る力
練る力を上げるため、僕は以下のことに注意していました。
いきなり解き始めない
与件文を読んでいきなり解き始めないようにしましょう。
設問を上から順に一つずつ解いてしまうと、答案全体としての一貫性を保つのが難しくなるからです。
まずは各設問の解答のポイントだけメモして骨子を作りましょう。
全体として一貫性が取れているか、解答における論点の不足や重複がないかを確認しましょう。
オーソドックスな解答でいい。オーソドックスな解答がいい
二次試験の合格に奇抜な解答は必要ありません。
与件文に書かれた情報と、一次試験で学んだ知識を組み合わせたオーソドックスな解答が求められます。
つまり「一見とても普通そうな解答」です。
なんのひねりもないので「これでいいのかな…」と不安になる人もいるかもしれませんが、そういうオーソドックスな答案が求められます。
事例の趣旨に沿っているか?
それぞれの事例にはテーマがあります。事例Ⅰなら人事組織、事例IIならマーケティング、事例Ⅲなら生産管理、事例Ⅳなら財務会計です。
これに沿わない答案は点数がもらえません。
例えば
例えば、事例Ⅰ(人事組織)にもかかわらず、「主婦層に対して、SNSを通じた双方向のコミュニケーションで関係性を構築し、LTVを高める」といったマーケ的な解答をしてしまうなどはありがちなミスです。
それぞれのテーマを意識した答案になっているかを確認しましょう。
フレームワークを意識する
事例を解くに当たって便利なのがフレームワークです。着眼点として非常に役に立つので、簡単に紹介します。
事例Ⅰで使うフレームワーク
組織人事が問われる事例Ⅰで便利なフレームワークは「幸の日も毛深いネコ」です。
幸の日も毛深いネコ
- さ:採用・配置
- ち:賃金・報酬
- の:能力開発・育成
- ひ:評価
- も:モチベーション
- け:権限委譲
- ぶ:部門
- かい:階層
- ね:ネットワーク
- こ:コミュニケーション
「幸の日も」が人事面、「毛深いネコ」が組織面に対応したフレームワークになります。
事例Ⅱで使うフレームワーク
マーケティングが問われる事例Ⅱで便利なフレームワークは「DNDK」と「4P」です。
DNDK
- D:誰に
- N:何を
- D:どのように
- K:効果
マーケティングではまずはとにかくターゲットを絞ることが大事です。中小企業なので全ての顧客を相手にはできません。上記DNDKを整えることで、自然とSTP分析もできてきます。
DNDKを深堀りする時には4Pが役に立ちます。
4P
- Product:製品
- Price:価格
- Place:チャネル
- Promotion:販促活動
シンプルですが強力なフレームワークなのでおすすめです。
事例Ⅲで使うフレームワーク
生産管理が問われる事例Ⅲで便利なフレームワークは「飾って豆腐」および「DRINK」です。
飾って豆腐
- か:加工費のムダ
- ざ:在庫のムダ
- つ:作りすぎのムダ
- て:手持ちのムダ
- と:動作のムダ
- う:運搬のムダ
- ふ:不良のムダ
与件文からこれらのムダにつながっている内容がないか着目しましょう。
また、改善策としてIT化をするときは以下のフレームワークが便利です。
DRINK
- D:データベース化
- R:リアルタイム化
- I:一元化
- N:ネットワーク
- K:共有化
製造業関連で働いている人は実務でも使いやすいので、ぜひ覚えておきましょう。
事例IVで使うフレームワーク
事例Ⅳのフレームワークはすなわち「公式」です。
事例Ⅳで問われる内容は大体決まっていますので、その公式を使いこなせるように訓練しましょう。
事例Ⅳでの頻出論点
- 財務分析
- 損益分岐点分析
- キャッシュフロー
- 正味現在価値分析
事例Ⅳは苦手意識を持ちがちですが、唯一定量的な解答が導けるため、実は勉強しやすい科目とも言えます。
事例Ⅳ用の参考書も出ていますので、苦手な人は買って特訓しましょう。参考書のオススメはこちらの記事にまとめています。
与件文で印をつけた重要箇所は余さず骨子に入れ込む
与件文で印をつけた箇所は、どこかの設問に紐づいている可能性が非常に高いです。
答案骨子を作ったら、与件文で印をつけた箇所がきちんと各設問に入れ込んであるかを確認しましょう。そのためにも印をつけて読むのは大事です。
モレがある場合は得点のとりこぼしになっている可能性があります。
書く力
書く力を上げるため、僕は以下のことに注意していました。
設問に答えているか
とっても当たり前なのですが、初期のあるあるミスです。
例えば、問題点を聞かれているのに対策を答えてしまうなどです。これだと大外しをしてしまいます。集中すると意外とできなくなってしまうんですよね。
これを解決するためにはオウム返しが有効です。例えば企業の問題について問われているのであれば、冒頭部分を「問題は」と書き始めてしまうことです。これをすることで大外しのリスクを低減できます。
前提条件を守っているか
また、もう一つのよくあるミスが前提条件から外れてしまうことです。
設問文をよく見ると、「〜の観点から」「~の上で」「~のために」「〜以外で」といった制約条件が書かれていることがあります。
これをきちんと守って書かないと得点になりません。必ず確認するようにしましょう。
簡潔な表現で書く
一文は簡潔にまとめましょう。
すぐにできるポイントは次の通りです。
簡潔な表現の例
- 1文は30〜40文字程度
- 箇条書きを意識する
簡潔に書くことのメリットは次の通りです。
簡潔な表現のメリット
- 論点を外しづらい
- 採点者が見やすい
文章が長くなると、不要な論点も混ざりやすくなります。
また、採点者が見づらくなる問題もあります。すると、こちらの意図がしっかりと伝わらず得点にならないリスクもあります。
「出題者の意図、きっちりわかってますよ〜」と採点者にアピールするのもテクニックです。そのためにも簡潔な表現で書きましょう。
粗く下書きしてから清書
人にもよりますが、僕のオススメは問題用紙のすみっこに粗く下書きしてから清書することです。下書きをすることで、制限文字数に収まっているかの確認もできますし、答案全体のバランスが取れているかの確認もしやすくなります。
また、試験終了後に再現答案も作りやすくなります。再現答案が作れていると、各予備校が実施しているABCD判定サービスにも申し込みやすくなりますし、口述試験の時にも楽です。
過去問演習などを繰り返す中で、自分に合った時間の使い方を見つけましょう。
ファイナルペーパーの活用
ファイナルペーパーは二次試験攻略のカギです。独学の人もスクール通いの人も絶対に作りましょう。
ファイナルペーパーとは
内容・目的
ファイナルペーパーとは自分専用のオリジナルノートです。ファイナルペーパーには自分が苦手な論点の解説や、新たな着眼点や表現といった気づきをまとめます。
いわば「自分の弱点を集めたノート」。自分の弱点や気づきを言語化することが勉強になり、コンパクトにまとめることで高速回転させることができ、記憶に定着しやすくなります。
メリット
ファイナルペーパーを作ることで次のようなメリットがあります。
メリット
- 弱点補強につながる
- コンパクトにまとめているため高速回転できる
- いつでもどこでも勉強できる
- 試験直前の休憩時間まで見れお守りがわりになる
デメリット
デメリットはほとんどありません。
作成の時間がかかる程度ですが、凝ったものを作る必要はなく、気になったことや気づきをまとめるので普通の勉強と変わりません。
1つのノートにまとめることがポイントです。
用意するもの
用意するものは次の通り。とてもシンプルです。
ノートか紙
なんでも良いですが、僕はA5サイズのリングノートを使っていました。
小さめのサイズの方が持ち運びもしやすく、リングノートならコンパクトに折りたたむことができるのでオススメです。
こんな感じのやつです↓
ペン
ペンもなんでも良いですが、細径のペンがオススメです。
余白に書き足したりするので、圧迫感がないペンがオススメです。
作り方
過去問演習や模試の復習の時に、次のような観点でファイナルペーパーを作っていました。
理解不足やヌケモレていた論点を書く
自分の知らなかったフレームワークや知識などがあれば書き込みます。これを重ねることで、解答の切り口が多彩になります。
こんな感じです↓
便利そうな型や表現を書く
模範解答やふぞろいを読んでいると、「この言い回しや単語は絶妙だ!」と感じるフレーズに出会います。そんなフレーズに出会ったら書き込んでおきましょう。答案作成の迷いがなくなります。
こんな感じです↓
写経する
時間があれば写経する(そのまま書き写す)のもアリです。
時間がかかるので僕はあまりやりませんでしたが、感動レベルの解答はいくつか写経しました。
模試や参考書のコピーを貼り付ける
模試の解説や参考書などがそのまま使えそうで書き写すのが面倒な場合はコピーしたり切り抜いたりしてそのまま貼ってしまうのもアリです。
時系列で書く(事例別にする必要なし)
個人的には時系列で書いた方が復習がしやすかったです。新しいページほど自分の理解も浅いので、時間がない時は新しいページだけを回していました。
論点別にしたい人はルーズリーフなどを使うと良いでしょう。ただ、ページの抜き差し管理すること自体が手間だったので、僕は学んだ順に時系列で書き込んでいました。
余白を設けて書く
ファイナルペーパーは書き足してナンボです。一度理解した気になって書き込んでも理解不足だったなどはよくあることです。
そんな時に書き足せるよう、余白を設けて書きましょう。
使い方
僕はファイナルペーパーを次の様に使っていました。高速回転させましょう。
スキマ時間に読み返す
移動時間やちょっとした待ち時間などに読み返しましょう。自分の弱点がまとまっているので、読めば読むほど弱点が埋まっていきます。
補足・追記していく
既に書き込んである論点でも、新たな気づきがあったら書き足していきましょう。そのためにも余白を持っておくのが大事です。
少しずつ育てていくイメージですね。
苦手論点は色で目立たせる
何度やっても覚えられないものなどは、色をつけて目立たせましょう。本番近くでは色つきの部分を優先的に復習すれば効率的です。
演習あるのみ!
二次試験はとにかく演習あるのみです。
過去問や参考書など
オススメの参考書はこちらの記事でまとめています。
事例IVは専用の対策本もありますので、苦手な人は取り組んでみましょう。
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模試のスケジュール
模試は初見問題に挑戦でき、かつ添削を受けられる貴重な機会です。制限時間内で落ち着いて解答できるか、事前にシミュレーションしましょう。
模試のスケジュールはこちらの記事でまとめています。
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まとめ
ここまでの内容をまとめます。
本記事のまとめ
- 二次試験に求められるマインドセットを整える
- 設問文から読む
- 与件文から離れない
- 答案骨子を定め、ぶらさない
- 簡潔な表現で書く
- ファイナルペーパーを活用する
最後まで読んでいただきありがとうございます。
本サイトは、中小企業診断士の取得から活用までを応援するメディアです。
他にも診断士に関する記事を書いていますので、良かったら読んでみてくださいね!